
とあるショッピングサイトで買った、テントが時を経ていつの間にか無料になっていた話しを書きます。
こんなことある?ってことなので、もしかしてテントで同じように大変な目にあった人への攻略やヒントになるかもしれません。
ブームに乗ってデビューして、安価なワンタッチテントを買ってみた人はぜひ読みんでみてくださいね。
テントがいつの間にか返金されて無料になった経緯

テントが雨漏りして当日大変なことになりました。先に読んでおく>>テントが雨漏りした初心者の悲しい思い出
大変な体験のあとにこんなことが起こるとは、みじんも思っていませんでしたよ。事件が起こった順番に書いてあります。
何はともあれ、終わりはハッピーエンドなので最後まで見てくださいね!
テントを購入
- 某ショッピングサイトにて購入
- 約1万5千円
- 耐水圧1400mm
- 5~6人用
- ワンタッチテント
ブームの為か届くのは2か月後とかなり遅め。さらに届いたときは真夏だったため、実際外での使用はその1か月後になりました。
レビューを書く
とりあえず購入して使用したらレビューを書くのは普通の行為。そしてその中には満足できないものがあったり、すごい!と思ったり素直な感想を書くのがレビューです。
わたしが雨漏りテントで書いたレビューめずらしく★1にしました。だってそんなレビュー誰も書いてなかったからあんなにヒドイとは思わないじゃない。がっかりが正直な気持ちですよ。
★☆☆☆☆
深夜に急に雨がザーーッと降ってきて雨漏りしました。出入り口のファスナーの縫い目からボタボタと、そして一気にテント内は池のようになって布団も濡れて悲惨でした。雨漏りが気になるようであれば、購入はおすすめできません。晴れているときは快適でしたよ。
(レビューは消えてしまったので再現です)
(1回目)メールが届く
わたしが正直なレビューを書いた3日後くらいに、こんなメールがショップから届いていました(メールボックスはたまにしか開かないから発見が遅れた)
内容はこんなの…テントを購入していただきありがとうございます。満足いかなかったようで雨漏りしたということだけど、耐水圧書いてるよね、それ以上の雨が降ったってことなんじゃないの。テント送り返してくれたら返金するよ、連絡されたし。
丁寧な文言でメールが届いていました。
(2回目)メールが届く
そのメールに気づくことなく1週間がたった頃、2回目のメールが届いていました(これに気づいたのは3日後くらい)
内容は…こちらで返金手続きをするのでどうぞ雨漏りしたテントはこのままお使いください。この度は満足したものになれずすいません。またのご利用よろしくお願いします。
えっ?!発見したときは、思わず2度見してしまいました。お金返すから、テントはそのまま持っていていいよといってるもんじゃないですか。気づかなくて逆によかった(本音)
でもこれって、なんの得がショップにあるんだ?と探ってみると…
物はそのままで返金
①購入履歴が消えた
②書いたレビューも消えた
きれいさっぱり跡形もなく消えていました。わたしのテント購入履歴が消えたのでレビューもまるでなかったことのようになっています。
そして、わたしのもとにはタダでもらえた雨漏りテントが残る結果という…前代未聞!の、お得事件になったのですね。
きっとショップはこう考えたんじゃないかな、と推測しました。
返金して物が帰ってきても、どうせ使用後の中古は処分だしテントはあげよう。それよりも「購入をすすめません」と書いているこの人の★1レビューを消さなければ売れなくなる。メールの返事も来ないし、キャンプブームの今一刻も早くこのレビューを消したい。
購入に影響をあたえるわたしのレビューがとにかく嫌だったのでしょう。それしか考えられません。
他の★1レビューもあるし、その人たちも正直に折れたとか書いてるしとわたしの差ってなんでしょうね。考えてみたけど、レビューも消えたのでよくわかりませんでした。
その後気づいたこと
もしかして耐水圧がわたしの勘違いだったりして、なんて思ったので購入したショップを調べようとしました。テントの形状はわかるから、あとはショップ名。
購入履歴もなくてメールも消しているから(返金されて解決したので家族が消した)どこで購入したかわからないけど…
クレジットカード履歴にショップ名がのっていました。
あれ?耐水圧1500mmだと思っていたのだけど、100下がって1400mmになってる。証拠がないから本当にそうだったかわからないけど。
肝心の耐水圧検査表は不鮮明!しかも写真なのに拡大できない、クリックしたら普通拡大できるじゃないですか。でもできない。
だからハッキリと何を書いているかが読めない。
ただそこには「1400mmの中雨は防げます」とだけさらりと書いてありました。しっかり考えると「おや?」と思えることが多々あるのに気づきます。
大事なことは小さくさらりと書いてある、これってあるあるじゃないでしょうか。
発見した!購入したテントの疑問な点、一般基準とは

一般的に強い雨とされる耐水圧が1500mmで、実際に買ったテントの今現在の耐水圧が1400mmでした。ナウキャスト(雨雲レーダーサイト)で確認した実際に降った雨はこちら。
- 10~20mm(やや強い雨)5時間ずっと
- たまに20~30mm(強い雨)
実際の被害
- 夜中から朝方まで降った雨でテント内に雨漏が発生
- 2枚の布団がびしゃびしゃに濡れる
- 夜中ずっと溜まった水のしぼりだし作業に追われた
- 寝れないで疲れる
- 予定より4時間早いチェックアウトになる
テントのすごい雨漏りのせいで中が池のようになり布団や毛布もけっこうぬれて、次の日も片付けに追われることになりました。そのせいで疲労困憊です。
当日降った雨

上の表を見てみると、当日は常時やや強い雨で…たまに強い雨が降ったことになります。
テント内だと家よりも雨音が大きく、降ったように感じましたが常時降っていたのはややつよい雨の10~20mm(体感としては普通の雨)
それを耐水圧になおすと…1000mm!!
えっ?!今回のテントは1400mmじゃないか。
耐水と防水
1400mm耐水圧を言葉に直すと「やや強い雨の水に耐えれる」になります。
「防水」は製品への水の侵入を防ぐことで「耐水」は水に耐えうる力があるということ。
テントによってはこれは耐水であって防水ではありません。ゆえに断続的に続く雨では耐水機能が思うように働かないときがあります。
こうやって親切なショップは「雨漏りするかもしれないよー」と遠回しに書いていますが、わたしが購入したショップは見てみたけどそんな表現はなかった。
ただあったのは…
ボーケン品質基準
上でも書いた通りショップの検査表は、拡大できないから書いてある字が読めない。しかし「ボーケン」と書いてるのは読めたので調べてみると、
ボーケン品質基準とは一般的に要求される品質基準をとりまとめたものです。ボーケン基準合格とは一般的性能を有しているという判断の目安であり、ボーケンが品質を保証するものではありません。
ボーケン基準(繊維製品編)生地・製品検査基準 抜粋
検査してハンコ押しているけど品質を保証するものではなくて。それってどういうことだろう??
全国にたくさん検査機関がある会社なので、全くあやしくはないだろうと思うけど。検査してるからって保証されてはないよということですね。だったら、第3社の印が必ずいるってことなのかな。もうわかりませんっ!
【まとめ】テントが勝手に返金はされたがけっきょく無料になってよかった話し
耐水やら防水やら一般基準は品質保証ではなくて…もうなんかよくわからないけど、今回のことをまとめてみると
耐水圧は1400mmの中雨とは書いてあるけど、それは気象庁の発表する予報用語とは全く違った。はっきり書いてないため一般品質基準を品質保証だと思ってしまう。それで「中雨の防水機能」として信じてしまったわたし。唯一信じれる使用後のレビューでは何かが折れたのみで、雨漏りの例はなかった。そして購入して雨漏り発生、レビューにもなかったからわたしがみんなに教えてあげねば!という気持でレビューを書くが、いつの間にか返金されてレビューを消去されていた。なるほど、だから雨漏りのレビューがなかったのか。ショッピングはグレーのことは書かないを鉄則しているショップもあるのに気づいたわたしでありました。 おしまい
まぁ何にせよさ、テントが無料になって手元にあるんならいいじゃん!という声が聞こえてきそうですが。
確かに晴れだったらとくに問題ないテントでしたから。超絶雨漏りの苦労はしたけど、結果オーライですよ。
ただ、ショッピングの失敗はもうたくない。実際に被害を受けるのは嫌。これからはショップの派手な情報ページをうのみにせずに、みんなのレビューを見て選ぶのをこころがけたいです。
やはりレビューは買う人にも、ショップの方にもいろんな意味で重要なんだなと気付きました。
こんなめずらしい返金の形もあるんだな、ということで。みなさんも気をつけてくださいね!