みなさんの小学校はPTA会長すんなり決まっていますか?わたしたちの地域は、毎年恐怖の会議が12月頃にあるんですよ。
今読んでいるあなたはPTA会長になる可能性が”ある”人でしょうか…
むろん小学校のPTA会長がいちばん嫌がられているので、その会議の雰囲気がとても重苦しいのは察しのとおりです。
まぁ引き受けてくれるすごい仏な人がいない限り、毎年この問題は全国多くの人を悩ましているのですね。
その恐怖の会議のやり方(PTA会長の決め方、我が地域の場合)となぜPTA会長がこんなにも時代遅れで嫌われる理由か、をブログにまとめて書きました。
ぜひ自分の地域や、体験とてらしあわせてみてくださいね。
恐怖!PTA会長の決め方(わたしの地区の場合)
わたしたちの地域では、毎年PTA会長を決めるための【恐怖のくじ引き】が11月から12月初めにかけてあります。
10月半ばごろに「会議案内」の書面がポストに投函されるのですが・・・それがズーンと重い重い。
過ぎ去った今だからこんな他人事テンションで言えるけど。それが届くと昔の嫌な記憶もよみがえって(嫌な記憶はこちら)本当に重くため息が増えるのですね。
ちなみにPTA会長の主な仕事は、PTAの運営や活動の統括、学校との調整、保護者との情報交換、予算管理、役員のサポートや指導などです。また、学校行事へ地域行事の参加や、保護者との連携も重要な役割となります。仕事ありすぎでしょ。
恐怖のあみだくじ
PTA会長をどうやって決めているのか?の答えは、わたしの地域では代々”くじ引き”でした。
とある公民館の1室で、毎年それは行われます。19:00~開始の説明と前期役員からの仕事の説明がサ~ッと手短に終わり・・・
来年度小学2年~5年にあてはまる子供を持つ母親(なぜか母親ばかり)が40名ほど、あみだくじをするために自分の名前を線の上に書いていきます。
とりあえずみんな嫌なものは嫌なので、PTA役員が決まらない場合を見こして何よりも1番先に”会長になる為のくじ”をやるのですね。
そうわたしたちの地域では、1番初めに嫌なやつを持ってきて、誰も文句が言えないような状況を作っていました。
立候補よりも前にその会長になるための”くじ引き”があるので、ある意味みんな平等なのですね。
比較的楽な役員に立候補して、会長を逃れようという輩を逃さないため←最近こうなった、考えた人ヤバイよ
立候補に逃げようなんざ、ズルい!と言わんばかりに、みんなにPTA会長になる権利が強制的にあたえられるのでした。
みんな平等にPTA会長への道が残されているのです。
我が家はくじを引くのはわたしで、PTAの仕事は旦那(とある理由のため)くじを引く前日には「当たったらゴメン」と言っておきますよ。なのでみんなよりかは心の負担は軽いのです・・・
もちろん察しのとおり、その日のくじ引き会場の雰囲気ときたら「灰色」のモヤでうめつくされているくらいギスギスとした嫌な雰囲気でした。
オーラが見えないわたしでも、黒いモヤが見えそうなくらい。
推薦の電話
友人の話しですが、その地域では適度な人に「なってください」という推薦の電話が前役員からかかってくるそうです。
断ってもいいものなのか、かかってきたら絶対なのか。くわしいことはわかりませんが、とにかく恐怖の着信なのはまちがいなさそうですね。
友人は引き受けて、後の話し大変苦労したとか…
選ぶ方かける方も大変だろうけど、そんな季節は電話がなるだけで…鬱な気分になりそうです。
【理由】なぜPTA会長は嫌われ避けられるのか
まぁもちろん断トツで仕事の量と責任がのしかかるからでしょう。なので…
とにかくみんな、マシなものに立候補するのです。会計監査とか…
なぜ殺到するのかわかりますか?
それはみんなとにかく会長をやりたくないから。少しでもマシな役員に立候補して、会長になる可能性が少しでもある役職をさけたいからなのです。
それを理解できない人には「立候補したがる人」という変な人に見えてしまうのでしょうね。
はじめてPTAに加入した、1・2年生の親たちには滑稽に見えるかもしれません。
「立候補ばっかりしてバカみたい」と言っているのも、実際に聞いたことがあります。
副会長男役とは
副会長は2人いるのです。その1人のことを古くさい昔のなごりで「会長候補の副会長=男役員」と呼びます。
現在は…女性でも男役員になれるので、途中で変わったのでしょう(実際PTA女性割合が多い為)
自動的に会長になる男役員の副会長は、いちばん嫌がられ毎年必ずくじ引きなるのですね。
いちばん嫌な役です。
ちなみにどこの地域からこの役を出すかは、地区ごと平等に順番でまわってくるのですよ…当たり年はマジ恐怖でしたね。
副会長女役員とは
男役があれば女役もあるのですね。「会長候補じゃない副会長=女役員」となります。
呼び名が昔の、会長は男だ!というなごりを思わせてとても時代遅れですよね。PTA自体が時代遅れなんだよ、まじで。
少しずつ変化はしたものの、おおまか昔のままなのでしょう。変化はしない真っ当な理由はこちら。
こちらの女役員になると、ホッと胸をなでおろし「よかった、マシだ」と心の中で思うのでしょうね。
任期
「男役員」の副会長は、会長の仕事をそばで学びます。そして翌年、自動的に会長になってしまう。会長をやる上に、2年も任期がある(他は1年)
地域によっては、自分の子供が在籍中は何年も同じ会長が務めてくれるという…仏のような人もいるみたいで。
そんな人がいたら、会長決めも悩まなくていいですね。
誰もなりたくない
PTA会長は誰よりも、仕事の出番も多く責任ものしかかるので誰もなりたくない!
そりゃあ、給料もらえれば”やる意味”も多少はでてくるかもしれない。なんでボランティアなんだろうね。
でも現実は無給で時間と労力を使い、子供たちのために…よりよい環境をつくらなければいけないのです。
(時代遅れなんだよ!とは言いつつ先生だけじゃできないな、とは思う)
くじ引きする前にいろいろと知っているわたしに(60分の1くらいで当たるかもな人が)心配して聞いてくるのです。
「会長の仕事」ってどんなの?何度も聞かれました。
ここに書いてあるようなヒドイことは言いません。だって気持ちが弱っているのに、さらに煽ることになるから…
【まとめ】PTA会長は誰もなりたくない
- 19:00現役員による説明
仕事内容を手短に発表
- 19:10恐怖のあみだくじ作成
現会長が紙に人数分の線を引く
- 現会長が隠れて1本の線に〇を書く
下3cmほど〇の部分をハサミで切ってポケットにしまう
- みんな適当に名前を書いていく
名前を書くついでに3本まで横線を引く
- 発表
ホワイトボードに貼って現会長が書いた〇の切れ端とあわせる
- ラベル他の役員立候補を聞く
かぶった場合はじゃんけん、いない場合はまたくじ引き
- 20:00決まった役員同士の連絡先交換
引継ぎの日程を決めるため、だいたい2月
ちゃんと決められていてスムーズに会議をやるので、時間はあんまりかかりません。みょうに長くは感じるんですけどね。
分からない場合は、流れを参考にしてみてください!
わたしは知っているからここまでいろいろと書けたけど、知らない人はとにかくPTAはクソだ!と思うくらいイヤでしょうね。
わたしもそうだったし。
コロナの時期は運動会やバザー、子供達の行事もことごとく中止になって役員達は正直ホッとしていることでしょう。子供はすごい残念がってたけど…
なるべくならやりたくない仕事ばかりでしょう。
なりたくない会長もしかり!だからPTA役員の決め方でいい方法は、くじが平等でいちばんいいのですよ(厳密に言えば、あみだくじね)
PTA役員が決まらい場合があるのを想定するなら、わたしの地域のマネをしてみてはどうでしょう?一同公民館に集まって、いちばん先に会長のあみだくじをやる。来てない人は、現役員が代わりにくじを引く。他の役員立候補はそれからで、かぶったらじゃんけん。「今年からルールを変えたのでよろしくお願いします」と言えばそれでおしまいです。
わたしはもうそのくじに参加することはありませんが(理由はこちら)これからも毎年”恐怖のくじ”が開催されるのを思うと…
早めに離脱できて本当によかったと思いました。
PTAを逃れたいのに逃れられない。どうしようもできないから重くのしかかる。
じゃんけんやくじに名前を書く手も、震えていましたよ。書いてて思うけど、本当PTAってなんなんだろうね。集団ってヤダね、もう終わったことだけど。
あの嫌などんよりとした空気間、魔の1時間。恐怖のあみだくじが開催され、今年もどこかで犠牲者が泣いているかもしれません。
トラブル解決のカギは、自分自身をよりよく理解することが大切…
アドラー心理学公式サイトはこちらから
▼他にもPTAの記事を掲載中▼
▼その他小学校についての話し▼