今回は子供が食べ物をつまらせて窒息しかけた話しです。もしもっと奥につまっていて、自分でとることができなかったら?
3分で顔が青紫に5分で息が止まって、次に心臓も止まる。それが窒息の恐ろしさ。
子供がそうなることなんて考えたくない。でも今も、顔を真っ赤にして苦しむ子供の姿が目に焼きついている。
こんなものでも喉につまるのだよ、という注意です。ぜひ読んでみてください!
子供が窒息しかけた話し
それは何の前ぶれもなく突然やってくるのです。普段の夕食、外食で静かに。
もう2度と出会いたくないと毎回思うのに、何度も出会ってしまう。たくさん噛むよ、とか何回も言ってるのに。
本当その度に、わたしの心はすり減っていくのですよ…
すじ肉で
子供(男子)が小2のとき。家で牛すじカレーを食べていたときのことです。
その日の夕食の牛すじは家族が圧力なべにかけずに作ったもんだから、トロトロにならずにスジがとても残っていたんですね。
まぁもったいないから(牛すじ値段高いし)ある程度しっかり噛んだらごはんと一緒に飲みこもうぜ!なんて話していました。
「しっかり噛みなさいよ」って言ってたのに突然…
「ゴッ、ガッ…ガッ」って、見てるそばで詰まった。
(詰まっているから咳もでない)一瞬で凍り付いた家族みんな。
わたしはあわてて立ち上がり子供のそばに行って、背中を叩こうとしたときに子供が自分で喉に手を入れて牛すじをとりました。
涙目な息子「はぁ~ヤバかった」だと(感覚的には7秒くらいだったかな)
ふざけんな!もう2度と見たくないわ。しっかり噛めとあれほど!と怒りましたが、とてもホッしたのを覚えています。
子供は肉の筋が、喉につまるんです!覚えておいてください。
カレーを全部家族におまかせにして、牛すじをトロトロにできなかったのが原因でしょう。細かいものもあれば少し長いのもあったので。
うっかりいつものように早噛みで、飲みこんでしまった…というとこなんじゃないかな。
今思えばあれは大人でもキツかった。知識不足の家族に丸投げせず、わたしが作ればよかったと心底思いましたね。
野菜炒めで
野菜炒めで?って思いでしょうが、つまるんですよね。噛めばつまらないでしょ?なんて発想あまい。だって噛まないんだもん。
あれは子供が小1のとき、夕食に野菜たっぷり入っている野菜炒めを食べていたときのこと。
その日の野菜炒めはたしか…子供の苦手とする「ピーマン・しめじ」が入っていたのですね。
味が嫌なものはごはんと一緒に食べて、いきおいよく飲みこむのが食べれるコツだと認識していたのでしょう。
その日もいつのまにか、たくさん口に入れてたんです。
「ゴホッ」
ん?むせてんな、くらいの小さい咳だった。
今回はいつの間に静かにつまって、わたしがあわてるまでもなく…気づいたときにもう「オェ」と吐きだしていました。
吐きだしたものを見たけど、ある程度やわらかそうだったので口の中に入れ過ぎたのが原因でしょう。
しめじだと思ったあなた!違うんです。長いものがなくたって口に含みすぎで、喉につまることだってあるんですよ。
口が小さいのに「入れ過ぎない」と言っているのですが、中々そのときになったら忘れてしまうようです。むしゃむしゃ食べちゃう。
口に嫌いなものが残っているのに、さらに口に入れて、さらにごはんをまた入れて・・・今回はあきらかにつめすぎが原因でした。
正直こんなものでつまるのか?!とさえ思ってしまいましたね・・・
回転寿司で
これは確か小学校5年生のとき、久しぶりに回転寿司で楽しく食事をしていたときのこと。
そのときは子供たちとわたしの3人。いつものように子供たちはうどんや、鉄火巻きを食べていたのですね。
何かいろいろ話しながらわたしが寿司を「次何食べよっかな♪」ってのん気に選んでいたときにそれはおこりました。
ふと向かいの長男に目をやると…
顔が真っ赤で苦しんでる!
喉に手を入れて何かをとろうとしているのに、とれない!
「ゴッ…」(息ができない)
凍り付くわたし。
この一連の動作は2秒くらいで短かったのだけど、いちばん長く感じたゾッとした瞬間でした(いちばん最近なのでよく覚えている)
以降2秒くらいで頭に浮かんだこと…
今まででいちばん顔が赤くて苦しそうだ!ヤバい…子供がつまってるものを取れなかったら、どうする?水も飲めないよ、どうする?って一瞬のうちにいろんな考えが浮かんできた!
そうこうしてるうちにどうやらつまってたものが、取れたようで長男は一言
「ハァ、海苔がつまった…」だと!
(母の心の声:海苔?ふざけんな!やわらかいし噛めよっ)て言いたかったけど、本当に苦しそうだったので。
「海苔か~噛んでね」とだけぽつりと一言。
覚えておいてください、子供は海苔が喉につまるんです!
子供だって嫌な記憶なので、次の回転寿司では気を付けるでしょう。実際あれから子供と回転寿司何度も行きましたが、つまってません。
てか海苔って!
【まとめ】子供の窒息は見たくない!しかし
今までからの経験からすると、とても怖いことにいつも静かにつまるんですよね。
気管につまっているから、咳も出ない。声も出ない。しかも自分で取ることができなかったら…
また突然来ると思ったら恐ろしくなり、窒息したときの対処法動画を検索して勉強しましたよ。実際正常にできるかどうかわからないけど、見るにこしたことないです。
てゆうか、1人だったら誰にも気づいてもらえない可能性がありますよね。
実際に小学校の給食でも起こっていて、ニュースにならなくても年間20人の子供が窒息死によって亡くなっているそうですよ。
パンでもほおばりすぎたら、高学年でもつまるのです。実際子供が海苔つまったの小5のときですし。
子供が小学校の給食で「めっちゃ早く食べておかわりした!」なんて聞くと、ひやひやしますね。「おぉ~しっかり噛んでよ」とだけは言いますが。
近くにいる大人が腹部突き上げなどの正しい動作を施しても、喉の奥に入ってしまっては吸引機や切開しないと取れないんだとか。
「せめて10回は噛んで」
「口にたくさん入れない」
「噛まなさすぎ!」
「またつまるよっ!」
何度も言ってるのに、しばらくしたら早食い。生死にかかわるくらい苦しんだのに、どうして忘れるのでしょうね子供って。
そうやって学んでいくのが子供なのだろうけど。毎回見てるわけはいかないし、いつもやわらかい食事を作るわけにもいかない。
常に小学生までは窒息の危険があると思っていたほうがいいと、わたしは実感しました。
大人は「うるさい」「わかってる」と子供に言われようが、声かけしかできることがないのかもしれません。
あれからときは立ちましたが…あの小学校5年生のときに回転寿司でつまった以来、つまらして苦しむ姿を見たことはありません。
改めて子供の食事風景を観察してみてください。意外と噛んでないことに気づくと思います。年齢が上がったとしても、咀嚼の回数はいまだに少ない気がします。
それが突然起こることのないように、日々の声掛けを大事に何事もなく平和に成長していってくれることが親の願いなのですよ!
だから我が子よこのまま、もう喉につまらないでくれ!と思う日々です。
苦しむ顔はもう見たくないんだ…
みなさんもぜひ気をつけて、子供の食事風景を観察してみてくださいね。