
あれは息子が小学5年生の夏休み、忘れもしないトラブルがおきました。
子供同士ならいざしらず母親も巻き込んで、相手の親をあわてさせた出来事とは?
わたしはこれで小学生の遊ぶ約束は本気にするな、というのと男の子の友達関係のことを学びました。
子供の友達に対する心構えというものを心にきざみ、加害者にならぬよう子供に今も言い聞かせているきっかけの出来事です。
友達にドタキャンされるまでの経緯

みなさんの子供にも、それぞれクラスに仲の良い友達がいることでしょう。息子も放課後よく遊んでは、集まる友達数人がいました。
いつも家の中にいれてくれるAくんの家に、坂こえてはるばる遠く自転車こいで行ってたんですね。
公園行ったりゲームしたり、また行くのか!というくらいとにかくよくみんなで遊んでいました(A君母は顔も知らない)
とある休みの日にいつもの仲良しグループと、焼肉に行くことになって(発案は息子)Aくんのお母さんが代表してつれて行ってくれることになったんです。
家族でもよく行く焼肉屋だったので、当初はわたしがつれて行くつもりだったけど・・・
話が大きくなって結局大きい車のAくん母が、つれいて行ってくれることになったのですね。
その日のことは、本当にいろいろと楽しそうにおしえてくれました。
「〇くん食べすぎw」
「Aくん母肉焼きすぎw」
(↑半生が怖いのか・・・)
子供の反応でその1日がすごい楽しかったんだなぁ、と見ててわかります。
Aくんのお母さんとは会ったことはありませんが、いつも息子が家に遊びにいって「ポテトくれたり優しいよ」と聞いていたのでとくに何も不満に思っていませんでした。
(小学校の人づきあいってそんなもん)
何かもらったら「ありがとう」と言っておくようにと、いつも息子に確認しておきます。親同士は一切交流ありません。
しばらくすると、やっぱりいろいろとやってもらって悪いな~子供も度々行くばっかりしてるし・・・とわたしが思うようになってきたんですね
(多いときは週3で行ってた、毎週何人も家にくるとうるさいし、わたしだったら嫌だな)
そのお礼にと「次はお母さんが焼肉につれて行ってあげるよ」と息子に提案しました。
(約3ヶ月は間があいてる)
息子は喜んでさっそく友達を誘って、都合がよかったAくんとBくんが「行く!」と喜んだそうです。
じゃあついでに、帰りに銭湯にでも行くか!となって、その日は息子にとって(自分が中心の)楽しみな1日になるはずだったんですね。
焼肉の予約もして、朝からわたしもその予定のために少し早く起きて洗濯したり、息子も前から「あ~楽しみ」と何度も言ったりと・・・
とにかく楽しみにしていたんです。
その間も「ちゃんと何日の何時にむかえにいく」って言っておくんだよ、と何度も息子に言っておきました。
な・の・に!!
ドタキャントラブルと母の怒り、息子は消沈

当日約束の10分前に家を車で出発し、まず近場のBくん家にむかえに行きます。
(到着しました)
母「あれ?車ないけどおるのかな」
(若干イヤな予感)
息子「約束したもん、いるよ」
(ピンポーン・・・)(ガチャ)
何やら話し込んでる様子・・・3分ほどして、息子が戻ってきました(すごい悲しそう!!)
息子「Bくん今日ダメだって」
母「前から約束してたのになんで?理由は?」
息子「わからん」
なんじゃそりゃ!って車の中で叫びましたよ。せめて理由を言えよ!て。むかえに行ってこれって(わたし)母の方が怒ってしまいました。
息子も「まぁAくんいるし」と言ってますが、しょうがないよ・・・と言いつつも落ち込んでますね。
(母はこの時点でもしかしてAくんも・・・なんて思っていました)
10分くらい運転してAくんの家に着きました。車はあるし、親はいるもよう。
(ピンポーン・・・)(ガチャ)←3分の1しか開いてないドア
また、出てこない!
(扉開けて出てこいや←わたしの心の声)
さっきよりも長く話し込んでいます。一瞬見えたパジャマみたいな恰好、もう絶望的な状況です。
それだけでわかる・・・この子にとって今日は、どうでもいい約束だったのだ。
もちろん返事はNO「なんでなん?」の母の怒りの問いかけに「さぁ・・・」とだけ答える息子。
もう怒る気力もないのかそれよりも悲しみがうわまっているのか、意気消沈しているのでそれ以上は母は何も言えませんでした。
ドタキャンされた事件、約束破るとか小学生にもあるトラブルだと思いますが中々インパクトの強い出来事でした。
連絡の手段はいくらでもあるのに、ドタキャンはいちばん傷つく!(本当に)
約束はしたし何時何分にむかえにいく、と何度も言ったと言っていたので「約束」はする側と守る側があって初めて成立するのだなと強くかんじました。
母はこの時点でけっこう怒っているけども、慰めモードでいろいろ子供に話しかけます。
母「そういう友達だったということさ!勉強できたと思っとこう」
息子「うん、しょうがないね!どっか食べに行こう」
そうなんです!わたしたちは昼ごはん食べずにお腹ペコペコでむかえにいったので・・・
このどんより気分をぶち壊すにはどこか楽しい食べ放題に行かなきゃと思い立ちました(焼肉っていう気分でもなくなった)
結果、子供の好きなピザバイキングに行くしかない!と思い、少し値段が高いですが行ってた次第です。
その日行ったピザ食べ放題の店↓↓
帰る頃には表情もすっかり元気になって「あ~お腹いっぱい」とお互いに言うことができました。
「腹が減っては戦はできぬ」でお腹もふくれると、怒りもどこかへ飛んで行きましたよ。
【その後】の友達とはどうなったかの話し
すっかり怒りもおさまってお腹いっぱいで家でくつろいでた17時か18時頃、家のチャイムがなりました。
息子が画面をのぞくと、そこにはBくんとBくんの母が!!
・・・
息子くん出ておくれ。
(対応したくない、すまぬ)
Bくんと母が家までやってきた!
なんとBくんが「今日ごめんね」と言いにきたのです!
しかもジュースやらお菓子やらいっぱいもってきて。
Bくん母にわたしの怒りの声が聞こえたんでしょうかね。逆に「こんなに!」ともらいすぎて恐縮しました。
元々の約束を知っていたのか、インターホンの履歴で気づいたのかわかりませんが。
Bくん母も会ったことはありませんが「なんてことをしたんだ」とBくんを叱ってくれたようで安心しました(悪いことをしたという認識が)
Bくんとは6年生になってクラスが違ってもたまに遊んだり、ゲームで話したりする仲です。
Aくんとは?
Aくんとは完全に疎遠になりました。
この前はついにAくんのゲームのフレンド名を消去していました「もう、いらんな」って。
あんなに仲良く遊んで「Aくん!Aくん!」と言って「Aくんのお母さんやさしいよ!」とかもさたくさん話して・・・家にも何度も行ってたのに、わかりませんよね。
時がたって、子供は忘れてるかもしれないけど、母は今もAくん・Bくんの名前が出てくると・・・(ドタキャンした子ね)と心の中で思います(こわっ!)
そんな風に子供にはなってほしくない、レッテルを貼られたら剝がすことは本当にむずかしいですよね。
約束を守らない友達って、結局のところその他もいいかげんなので・・・そのうち疎遠になります。
【まとめ】子供の友達に期待しない

息子が約束をやぶる側にならないように、これからも注意しておきたいです。
子供だから気分が変わることだってあるだろうから、子供同士の約束は真に受けない ことが大事ですね。
ドタキャンはありえない!が「ドタキャンするかもな」なんて想定内にいれとかないと、余計に腹が立ちます。
(本人にはそのことはさとられないよう、心のなかだけでね)
自分の子供は約束守れるだろうから、他の子も守れてあたりまえだと思わないこと!期待しない。
よそはよそ、うちはうち。そう思うようにしたら、よその子に怒りがわきにくい。
約束守る友達に「すごい時間ピッタリだ」と感心するようになったり、約束守る友達が意外と性格がイマイチだったり…よゆうができると、いろいろ見えてきておもしろかったりします。
当の息子はあれから言わなくてもわかるようになり、約束をやぶる側にはなってないです。断る場合は前もってひとこと言う大切さも、学んだみたい。
子供だからそんなこともあると身がまえておけば、この先どんな対処もできそうです!
以上、小学校の友達に約束をドタキャンされたトラブルでした。
みなさんも気をつけてくださいね。
その友達とは・・・今は疎遠になっています。そんなもんです。
トラブルがおこるのはイヤだけど、あとで思い出してみれば学べるのは確かでした。だから子供を信じて見守ることも大事ですよね。
トラブル解決のカギは、自分自身をよりよく理解することが大切…


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