
家族旅行の予定にワクワクする一方で、「学校を休ませても大丈夫かな?」と、どこか胸の奥で引っかかる気持ちを抱えてしまうこと、ありませんか?
でも、せっかくの家族旅行。子どもとの大切な思い出になる時間だからこそ、心配を少しでも減らして、堂々と楽しめるようにしたいものです。
この記事では、実際に我が家が経験したことをふまえつつ、「親が気をつけておきたいこと」を5つにまとめました。
回りに迷惑をかけず、しれっと休み、でも気にせず全員が楽しく過ごす。そんな理想の休み方を一緒に考えていきましょう!
1.学校への伝え方は「正直すぎなくてOK」

学校への欠席理由、正直に「旅行です」と伝えるのはちょっと勇気がいりますよね。でも、無理に嘘をつく必要もありません。「家庭の都合でお休みします」で十分。先生も、すべてを深掘りしてくることはありません。
嘘はつかず、余計な情報も言わないのが平和のコツです。
ただし、休むことを当日ギリギリに伝えるのではなく、余裕を持って伝えておくとお互いに安心ですね。学校によっては連絡帳がなく、オンラインやアプリでの連絡になっているところも増えています。
→詳しくは「ついに連絡帳がなくなった!小学校での“新しい連絡方法”とは?」の記事で紹介しています。
2.休むタイミングは「授業や行事をチェックして計画的に」

画像:学校の時間割や行事予定表を確認している親のイメージ写真。
旅行のために休む場合、運動会や発表会前後を避けるのが鉄則です。学校行事にできるだけ支障が出ない日程、遠足などのスケジュールも要確認。
「この日なら休んでも問題ない」という日を選ぶと、先生にも理解してもらいやすくなりますね。
我が家の場合
給食大好きな我が子には「休む日の給食メニューはこれだけど……いい?」なんて話しもしたりします。
後日デザートがあった、なんて知ったらガッカリするかもしれません。子どもと休む日についてコミュニケーションしておくと…
旅行の一員感やワクワクが増したり「この日休む」という自覚が出てくるのでおすすめです。
3.休む前にやっておきたい“ちょっとした準備”
とはいえ、気持ちよく休むためには“ひと手間”も大切。
宿題の確認、必要な配布物の受け取り、登校班の連絡など、休む前にやっておくとスムーズです。
また、連絡帳を他の子に届けてもらわないように担任の先生に伝えるのも大切な配慮です。無理をさせることなく、学校と自宅の間をきちんと区切ることで、回りに迷惑をかけずに済みますね。
登校班へ知らせる
子どもが班長だったとき、何も知らせず休んだ子がいたので、登校班のルールに従い副班長と「家に迎えに行った」そうです。
もちろん班の子は待合場所で、待ちぼうけ。けっきょくその、いない子は…インターホンを鳴らしても出てこなかったって言ってました。
そんなことにならないように、欠席する場合は登校班の誰かに伝えることも忘れちゃいけませんね。
4.子どもの心にそっと寄り添う声かけをしよう

画像:旅行先で笑顔の家族、夕日を眺める親子などリラックスしたシーン。
親が堂々としていても、子どもは意外とナイーブです(逆も然り)
「ズルいって言われないかな」「休んで怒られないかな」と不安になることもあります。
そんなときは、「今回は家族の大切な用事だからお休みするんだよ」「先生にちゃんと伝えてあるから大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。
また、周囲への配慮としては、旅行の話を休み前に友だちに言わないように伝えるのもひとつの工夫です。どうしても話したい場合は、連休明けなどタイミングを考えると安心ですね。
我が家の場合
うちの子も、最初は「ズルいって言われたらどうしよう」と不安がっていました。でもある日、「今日、俺だけ休みだ〜!」と満面の笑みで言ってきたんです。
少しずつ慣れて、前向きになっていったのが印象的でした。
家族との時間は、子どもの心を育てる大切な経験。休んだなら旅行に集中して、めいっぱい楽しめるよう声かけしてみてくださいね!
5.周囲への配慮も、ちょっとだけ心がけて

ママ友やお友だち、先生との関係性を考えると、ちょっとした気配りも大切です。
「旅行で学校を休んだ」ことを、お友だちに話してしまうと…それによって「ズルい」と感じる子や親御さんがいるかもしれませんよね。
そんなときの小さな工夫としては:
- 休み前にはあえて話さないこと
- 話したい場合は休んだ後に
- SNS投稿は日程をずらす(リアルタイムでの投稿は避ける)
- 旅行に行く前日に子どもが先生に「明日休みます」と伝えるようにする
学校は「みんなと同じ」が基本の場だからこそ、ほんの少しの気遣いが、周囲との関係をスムーズにしてくれますよ。
我が家の場合
わたしは行く前だと”防犯面”でも気になるので「友達に言うのは旅行に行ったあとで」と言っておきます。
子供も友達の家情報を「○○君GWにタイに行くんだって」とか教えてくれました。○○さん家はGW留守か…ってわかるじゃん!嫌じゃない?
あと、先生に伝えたつもりだったのに、旅行中に「今日どうしたのですか?」と小学校から電話が…!なんと、うっかり先生が忘れてんです。
(担任にはその後…顔をあわす度、何度もあやまられました!先生も大変だよなって思いましたね)
これ以来、休む前日は必ず子供自身が先生に声がけするようにしています。
先生も人間なので「忘れることがある」ということを念頭に置いて、先生への配慮も忘れずに。
どうしても行きたかった!私が小学校を休んで旅行に行く理由

人混みを避けて、家族のんびり過ごせる平日旅行。費用も安く、移動も快適。
「それって親の都合でしょ?」と思われるかもしれませんが、それでも家族で一緒に過ごせる時間は限られています。小学生の今だからこそ、行ける場所・できる体験があるとわたしはそう思っています。
我が家の場合は、観光地で並ばなくていい、料金が安い、ホテルが空いている…そんな理由で、平日にしか行けない旅先を選びました。
平日旅行の満足度がかなり高いことを体感したら…次も平日旅行がいいなぁ、となってしまったのは事実なのですよ。
→関連記事:「小学校を休んで子供と旅行に行った場所」では、実際に訪れた旅先を写真つきで紹介しています。
【まとめ】旅行で学校を休むことへの、罪悪感はいりません
最後に、一番伝えたいこと。
親自身が「うちはこの選択でよかった」と自信を持つことが、いちばん大事です。
旅行で学校を休む=悪いこと、ではありません。家族との時間は、子どもの心を育てる大切な経験。親が自信を持っていると、その安心感がそのまま子どもに伝わります。
もう一度、ポイントをまとめておきますね:
- 休むときは「家の用事でOK」
- 休んでも問題ない日を選ぶ
- 事前準備(連絡帳を届けてもらわない、登校班への連絡)
- 子どもの気持ちに寄り添う声かけを
- 周囲へのちょっとした配慮も忘れずに
どんな理由であれ、誰にでも事情があります。大切なのは「どう休むか」「どう配慮するか」です。
堂々と気にせず休む。でも、まわりへのちょっとした思いやりも忘れない。「小学校を休ませること」にモヤモヤしていた気持ちが、少しでも軽くなってくれたら嬉しいです。
→「旅行で小学校を休むときの連絡帳の書き方」もあわせてどうぞ。
家族で過ごす時間が、子どもにとって一生の思い出になりますように。
▼その他小学校についての話し▼